ゲーム(18禁)と私

「さよならを教えて ~comment te dire adieu~」 というPCゲームの話。
※ネタバレ・グロ注意

弟と話していて、興味深いPCゲーム(18禁)の話が出てきたので紹介します。

ちなみに初めてのエロゲ体験談です。

弟が言うには、鬱ゲーで有名なゲームでこれをやると頭がおかしくなるから
お勧めしないとのこと。
ユーザーの評価が良く、弟曰く統合失調症を題材にしたすごいゲームらしい。

ちょっとネットで調べてみると、「統合失調症を疑似体験するような鬱ゲー・電波ゲー」って紹介がありました。
他にも、内容がすさまじい・人に勧められない・食欲がなくなる・情緒不安定になる・鬱を誘発する 等々

すごく気になる…ということでデモムービーを見てみました。
(この主題歌すごく耳に残る、ピアノの不協和音とか鬱ゲーにぴったりすぎる)

「異形異才異端のソフトハウス
CRAFTWORKが贈る
最狂、最悪、最後の物語。 」

以下に該当する方は購入をご遠慮ください
・現実と虚構の区別がつかない方
・生きているのが辛い方
・犯罪行為をする予定のある方
・何かにすがりたい方
・殺人癖のある方

なんて事が書かれていました。
弟は、「現実と虚構の区別がつかない」と「何かにすがりたい」のとこ該当してるはずなんだけどなぁ。
精神に影響を受けるようなゲームはやってほしくない。
ほのぼの日常系なアニメとか見ていれば良いと思う。
(ちなみに弟はちょっとオタク)

2001年発売で結構古いゲームなんですけど、絵も悪くないし面白そう…
ちょっとグロい系かなって気がしたのだけど、サイコ系の映画が好きな私は大丈夫だろう。

やらない方が良いと言われるとやってみたくなるのが人の性ってやつですよね。
さっそく入手、プレイしてみることにしました。


でも万が一頭がおかしくなったら困るので、入り込まないように
攻略サイトで予備知識をつけてからネタバレ状態でやりました。


初めてのエロゲ。ワクワク。

あらすじは、女子校の教育実習生である主人公が毎晩みる奇妙な悪夢に悩まされつつ、
教育実習のプレッシャーと闘いながらも、生徒の少女5人と親しくなっていくというお話

まず、主人公が見る悪夢の映像から始まるのですが、グロい…
こんなん↓
画像


でも、この程度でグロい、なんて言ってられませんでした。
後半は、人の手足をもぎ取ったり、10本くらいの矢で射殺したり、下半身ちぎれてたりする映像が出てきます。
(エロよりもグロの方のシーンが多かった)

主人公は、精神に異常をきたしていて、物語が進むにつれてどんどんおかしくなってくのですが
後半は、攻略キャラに対する行動や、主人公が見ている世界も異常になっていきます。

実は、この攻略キャラの5人の少女のうち4人は、人ではない妄想の産物で
猫・カラス・人形・ホルマリン漬けの標本なのですが、
(それが妄想の中で少女の形をとっていて会話も幻聴との会話として成立していた)
メインヒロインだけは実在する少女(主人公は天使と呼んでいる)となっていて

メインヒロインのルート以外は、グロい殺人ルートになっています。

中でも、もう見たくないと思ったのが「まひる」(猫)のルート

「まひる」という少女の妄想の元は猫で、エロシーンが猫サイズの少女との映像になっていました。
それだけでも引くんですが、犯しながら殺したりするので
本当にかわいそう、これはムリ。
(妄想なので翌日に生き返っていて、3回くらい殺す。もう止めたげて…)
小声で「うわー」とか「あぁー」とか言っちゃいました。(涙)

後日、弟に猫の子のルートはほんとダメだわって言ったら、弟は猫のシーンが一番好きって言っていました。
理解不能、男女で感想が違うのか?弟が鬼畜なのか?
まぁ、エロシーンは好みが分かれるのかなぁ。

あとのキャラは、グロいのはグロいけど耐えられる程度のものでした。

せっかくなので全キャラ、全エンドをクリアしました。


ストーリーとしては、結構引き込まれる内容で、脚本・演出が上手、
たまに主人公のおかしな言動が笑いを誘います。

鬱な映画や漫画とかには、見た後で気分が悪くなって見なきゃよかったと思うものもありますが、
このゲームは不思議と後に残るような後味の悪さは感じませんでした。

でも、主人公は最後まで救われない
わりと謎も残ったままになっています。

物語の中では、主人公は統合失調症とははっきり言われていませんが、
段々言動がおかしくなって、思考も病的・猟奇的になっていく様子は
まさに統合失調症の症状といった感じです。


効果音も不気味で、物語が進むにつれ、主人公の精神状態に対応するように
学校のチャイムの音が徐々に崩れていくのがなんとも不安に駆られるというか。
その他の効果音も結構不気味でした。
(ドアの開閉音、弓道場での矢を射る音、雷音とか)


プレイすると頭がおかしくなるかといえばどうだろうか、
主人公が男だから女性がやる分には、共感できる部分が少ないので問題なさそう。
そもそも女性はエロゲなんてしないか…
ネタバレしていない状態でプレイそていればもっと怖かったかもしれません。


ただ、統合失調症ってどんなん?という観点では、非常に参考になりました。
それと同時に怖くなりました。現実と妄想の区別がつかなくなる病気…
弟や兄が見ている世界はこのゲームの世界に近いのかもしれないと。

現実に存在しているのに、まるで異世界の中で生きているような人、
現実の世界での共存は難しいのかもしれないと思ってしまいました。


あと、ゲームの感想を弟と話していて、気になったことがありました。
それは、メインヒロイン(唯一の妄想ではない人)について、弟が化け物と言っていたことです。

この主人公はメインヒロインに恋をしてしまって、天使として神聖化していて、
(悪夢では主人公が化け物となって天使のヒロインを襲っている)
同時に畏れも抱いているという設定で、この天使を畏れるあまり狂っていってしまうのですが、
けっしてヒロインに非はないはずなんです。
(天使に対する畏れだけが狂っていく原因でもない)

それが、弟にしてみればヒロインのせいで狂ってしまった救われない、かわいそうな主人公
となるようで、化け物天使と連呼していました。

どう見ても、主人公がヒロインを勝手に神聖化して、勝手に妄想して、勝手に狂っていくようにしか見えないのだけど…

この辺りも、弟は普通の精神状態ではないのだろうなと考えさせられる内容でした。

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